オタクが語るプログラム15th感想

 

タイトルの通り、オタクが感想を語るだけです。

 

セットリスト

 

01.お人好しカメレオン
02.シャンデリア・ワルツ
03.君の瞳に恋してない


04.流星のスコール
05.instant EGOIST
06.リニアブルーを聴きながら
07.Invisible Sensation


08.8月、昼中の流れ星と飛行機雲
09.オトノバ中間試験
10.カウンターアイデンティティ
11.Catch up,latency
12.プログラムcontinued(15th style)


13.黄昏インザスパ
14.春が来てぼくら

<MC>
15.水と雨について
16.harmonized finale
17.cody beats
18.10% roll,10% romance

<ドラムソロ~セッション>
19.天国と地獄
20.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
21.fake town baby
22.シュガーソングとビターステップ

<MC>
23.さわれない歌
24.桜のあと(all quartets lead to the?)
25.オリオンをなぞる
26.センチメンタルピリオド

 

 

 

 まず、登場SEでイズミカワソラさんの『絵の具』が流れましたね。その時点で泣きそうでした。昼間に降った雨が嘘のように夕日が差して、2万4000人が見守る中にいつものあのメロディーが流れて…その光景だけでかなり涙腺に来てた。実際鈴木さんが入場したときには泣いてました。順々にメンバーが入ってきて、「ああ、本当にライブが始まるんだな」ってそこで実感しました。

 

(これは言おうか言うまいか迷ったんですが、このときモニターに映ったメンバー見て笑ってた方々は笑いの沸点が氷点下にでも設定されてるんですかね。DVD見たことある人ならわかると思うんですけど、この部分も映像化されるとしたら収録されるんですよ。やだなあ。ここでちょっと冷めそうになってしまった。いや、この程度で冷めませんよオタク舐めないでください。)

 

はい、愚痴はやめてここから曲の感想です。

 

 

01.お人好しカメレオン

 

 実は始まる直前に「15周年だしもしかしたらやるんじゃない?」なんて話してたんですよ(後出しみたいでダサぁい!)。でもまさか一曲目にこれが来るだなんてびっくりですよね。固唾を飲んで見守る中、斎藤さんの「ああ」って一声目であ、だめだと思ってもう口を塞いで泣いてました。皆が手を上げる中肩揺らして泣くことしかできなかった。何かのインタビューかラジオかで田淵さんが頑なにこれはやらないって言っていた記憶があるので、それをここで持ってくるあたりが本当にずるくて最高だと思いました。

 

 

02.シャンデリア・ワルツ

 

 これもさ~幕張の記憶が強いのでイントロで「またねぇっ!!!」って幻聴が聞こえてびっくりしました。こんな序盤にやりますか?普通。いや、ユニゾンは普通じゃない(誉め言葉)なのであれなんですけど…でももしかしたらこの曲を序盤にぶち込むことで私たち物好きに「わからずやには見えない魔法」をかけてくれたのかな、なんて思いました、今。うわ~セトリおじさん天才だ。

 


03.君の瞳に恋してない

 

 これもMMMの記憶が強いので(以下同文)。初っ端から多幸感を溢れさせていくセトリでもう気分は最高潮って感じでした。この曲やってるときに田淵さんが斎藤さんのところにかまってかまってしに行かないのも、鈴木さんが上着被って目隠ししてないのも新鮮で楽しかった。

 

 ここで斎藤さんが「今日は……長いよぉ??」って言ってたの、武道館のDVDを見ればわかるんですがそれを踏まえての言葉ですよね。5年越しに同じセリフで始まる記念ライブとか最高でしかなかった。


04.流星のスコール

 

 イントロが流れた瞬間にあ、これは我々を殺しにかかっているな、と悟りました。もうここでみんな舞洲に墓立てたでしょ?わかる。「一回だけしかないなら 一回だけで十分だ」「想い続けて 想い続けてさ ここまで来たんだよ」という歌詞がもうまさにこのプログラム15thというライブのことを歌っているのかと錯覚しそうなくらいだった。私はわがままだから何度だって見たいですが。

 


05.instant EGOIST

 

 問答無用で楽しくなってしまうこの曲。体揺らしてみんなで「フゥ~!!!」って言って本当に楽しかった。当たり前だけど、みんなユニゾン好きだから舞洲まで観に来てるんですよね。ここの一体感半端なかった。明日も頑張れそうです。

 


06.リニアブルーを聴きながら

 

 この曲、本当にかっこいいですよね。「誰かの正義とぶつかっても大丈夫だよ 僕は僕であれ」っていう歌詞、一見自分に言い聞かせているように思えるけど、私たちにも呼びかけてくれている気がしていつも心が救われる気持ちになる。「やがて迫った夕焼けが人一人を幸せにする」っていう歌詞がこの曲の演奏された時間にピッタリすぎてやはり天才だと思いました。

 


07.Invisible Sensation

 

 前回の記事で書いたようにプロコン(15th)の方に歌詞が使われていて、やるんだろうな~と思っていたのでうれしかったです。最近のシングルは全部タイアップだけど、ちゃんとユニゾンの信念みたいなものが感じられる歌になっているの、本当にすごいと思います。当たり前だけど、ライブでやり始めたころよりもめちゃくちゃ洗練された演奏になっていて、プロって凄いなあと思いました。あと、これはわかる人にはわかると思うんですけど、二番の「とんでもないので検証を続けます」のところで田淵さんを見ると幸せな気持ちになるのでおすすめです。

 


08.8月、昼中の流れ星と飛行機雲

 

 さわやかな雰囲気が晴れた空にすごく合っていてやはりセトリを組むのが巧すぎると思いました。もしかして8曲目だから8月なんですか⁉(違いますね)2月との関係が気になるので後日記事にしたい所存。

 


09.オトノバ中間試験

 

 これ本当に楽しかった。演奏が本当にキレッキレで楽しんでるのがこっちにも伝わって、幸せ空間でしたね。特に二番の「斎藤に任せといて」「出来損ないのスラップもcool」「このハットハットハットから急にbreak time」の3コンボで脳みそが溶けそうになりました。これもわかる人にはわかると思うんですが「制限タイムはあと少し?」の動きなんなんだろうな~かわいかった。

 


10.カウンターアイデンティティ

 

 これ~~~~~私が初めて聞いたユニゾンの曲なのでやってくれて死ぬほどうれしかったな…当時ソウルイーターをテレビで見ていて、オープニングだったこの曲も聞いてたんですけど、その時はこれを聞くたびに泣きそうになってた。まあその時はユニゾンだと認知はしていませんでしたが…いつかライブで聴きたいと思っていたので、15周年の特別な日に聴くことができて幸せでした。あとコーラスなんて言ってるか教えてほしい。

 


11.Catch up,latency

 

 もはやライブ定番曲となりつつあるこの曲。「正しくなくても」って歌っているけど、こんなにかっこいいバンド私は他には知らない。プロコン(15th)にも採用されているくらい、この歌詞はユニゾンというバンドにとって大切なものなんだなと思う。


12.プログラムcontinued(15th style)

 

 やるとは思っていたけど、意外と序盤でやるんだなあと思いました。でも武道館公演でもプロコンは13曲目だったので、たしかにそれならこのあたりでやるのも納得。「今日ぐらいは祝ってくれないかな?」という言葉の後に拍手が鳴っていたのはとても素敵だったなあ。この曲の歌詞については前の記事で詳しく考察しているのでお時間のある方はそちらもぜひ。

 


13.黄昏インザスパ

 

 いつか聴きたいけどもう聴けないんだろうなと思っていたんですよ。イントロで泣いた。ユニゾンってけっこう突き放したような感じの曲があったりするんですけど、この曲は比較的優しく受け入れてくれる印象があって。夕焼けに染まる会場でこの曲を聴けることで静かに喜びを爆発させていました。まさに、「絶好の瞬間」に演奏してくれましたね。


14.春が来てぼくら

 

 これもよかった。多幸感の塊が押し寄せてきましたね。みんな笑顔で演奏していて、お客さんもみんな笑顔で、会場全体が幸せな空気に包まれてた。「暖かな風が吹く」からマーチみたいなリズムになると思うんですけど、個人的にその部分が一番好きです。

 

 

<MC>

 

 相変わらず面白かった。「お前のホイールを回せ」っていう煽りに当時のファンはどうやって答えたのかすごく気になる。あと、ドラムに飛び込んでたっていうのはX JAPANリスペクトなんですかね。もしかしたら首にコルセットを巻いていたかもしれないのか…

 


15.水と雨について

 

 インディーズの曲も何かしらやってくれるんじゃないかと期待してたんですが、まさかこの曲が来るとは…一番最初のリムショットがあの会場に響き渡った瞬間、鳥肌立ちまくりでしたね。すごくかっこよかった。音源のイメージだとモノクロな感じなんですけど、生で聴くと急に色づいたみたいな感覚に陥りました。

 


16.harmonized finale

 

 そしていきなり泣かせに来るじゃないですか。まんまと泣きましたよ。「ずっと続けばいいな けど 終わりが近づいてるのもわかるよ」という歌詞がわかりすぎて辛かった。この特別な日という「今日が今日で続いていきますように」。エモ~~~~~

 


17.cody beats

 

 生で聴いてしまった…音源だと少し強い感じの歌い方という印象なので、今の3人で改めて聴くことができてよかったなあと思いました。この曲の「セロファンのテープで貼り直した歪なボーイミーツガール」がシュガソンのジャケ写になってるのは有名な話だと思うんですけどなんでなんですかね。「君の待つ場所」=「南南西」とか?ウーン違うだろうな~~~

 


18.10% roll,10% romance

 

 これも楽しかった~…もはやライブ定番曲ですよね。でもこんなにBPM早くて難しい曲を定番曲にしてしまうこの人たち、恐ろしすぎではありませんか?鈴木さんがとにかく笑顔で叩いててこっちも笑顔になりました。

 

 

<ドラムソロ~セッション>

 

 これです、最大の死因。月の映像は最初バグか?と思ったんですけど、欠けていた月がだんだんと盛り上がるドラムソロと共に満ちていく演出だとわかったときには鳥肌止まりませんでした。選んだのが月っていうそのチョイスも…最初はBSSSからとったのかと思ったんですけど、バンドの主役ではないドラマーという自分を表したものだとしたら…エモくて死んでしまいませんか?私は死にました。これを考えたの私のフォロワーさんなので崇め奉りたい。あと、のちのMCで言ってたと思うんですけど、

人間として欠けていた昔の自分=欠けた月

UNISON SQUARE GARDENとしての今の自分=満月

みたいな解釈もできるなあ~と思いました。考えすぎですかね。

 


19.天国と地獄

 

 セッションからみんな何の曲か察してテンション上がりまくってたな~~~!後半の「ヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイ~~!」のところで立ち上がってバシバシドラム叩く鈴木さんと死神みたいな笑顔貼り付けた田淵さんが好きだ…

 


20.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

 

 激盛り上がり曲をぶち込んでいくスタイル、好きです。楽しかった~~~存在で10点満点だし演奏は100点満点。

 


21.fake town baby

 

 MMMに収録されたシングル曲たちは全部やってくれたんですね~。すごい。この曲も普通に死ぬほど難しいと思うんですけど、それを微塵も感じさせずにさらっとこなしちゃうのが本当にすごいと思う。


22.シュガーソングとビターステップ

 

 めっちゃ幸せだった。10周年のときは敢えてオリオンをセトリから外して、有名な曲以外にもいい曲あるぞ!っていうのを狙ったみたいな記事を見かけた記憶があるんですけど、今回は出し惜しみせずにガンガンやってくれましたね…

 

 

<MC>

 

 問題のMCなんですが、文字に起こすと確実に死んでしまうので割愛させてください。ひとつ言えるのは、私たちは最高のバンドに出会うことができたということです。

 


23.さわれない歌

 

 MCからこの歌への流れが最高でした。武道館ではやらなかったけど、舞洲ではやってもらえてうれしかった。この曲も流星前夜の歌詞を引用していたりしてバンドの中で重要な立ち位置にある曲なんだと思います。

 


24.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

 この曲ではいつもは仏頂面になることが多い田淵さんが終始笑顔でよかったなあ。とにかく楽しそうだった。「今目の前の君が」の鈴木さん、何度見て惚れ惚れしますね。

 


25.オリオンをなぞる

 

 やっぱり今回タイアップというかシングルの曲が多かったな。UNISON SQUARE GARDENを代表する曲をたくさんやってくれて、本当にお祝いモード全開で楽しかった。

 


26.センチメンタルピリオド

 

 オリオンの「ココデオワルハズガナイノニ」からのこの曲…何度でも言うけど、田淵さんは天才ですね…私は一曲目にこれがくるんじゃないかと思っていたので、もしかしてやらないのか!?とかなり気が気でない感じでオリオンを聴いていました。なのであのセッションが流れてきた瞬間にもう泣いてしまいましたね。武道館で本編ラストだった曲を、今回も一番最後に持ってきたんですね…「それも別に悪くねえよ、バイバイ」という歌詞で終わるライブ、いいぞ~!という感じでした。

 

 

むすび

 

 とにかく最高のライブでした。アンコール無しとはいえ、曲数は26曲で武道館と変わらないし、その分ステージにいる時間を増やしてくれたのだと思うと、とてもありがたいことだと思います。特別な演出が最後の花火だけ、というのも素敵だった。こんなに楽しませてもらって、本当にお祝いできたのかな…と少し心配になるくらいです。素敵な時間をありがとう。また次のライブに行くことができるのを生きてく理由として、明日からも頑張ります。